ものづくりコラム

2022.05.25

「苦手について」

モノづくりコラム 第2回

「苦手」について

 

みなさんは苦手なことってありますか?誰でもあるとは思いますが、私の考えは「人に苦手なことはない」と考えています。

 

苦手というのは本人の先入観や意識の問題から発生する物で、

苦手と思う⇒やらなくなる⇒よりできなくなる⇒やっぱり苦手⇒さらにできなくなる⇒完全に苦手、もういやだ⇒・・・・

の負の循環の繰り返しになってしまうものと思っています。

 

自分自身も過去は苦手と思ってしまうことがありました。

学生時代ですが、自分は車が好きでガソリンスタンドでバイトに明け暮れていました。

バイトの仲間も車好きが多かったのでバイトが終わるとスタンドのリフトを借りて車のサスペンション、マフラー、など俗に言う改造を楽しんでいました。

 

車を触っていく中で唯一うまくいかなかったのが、電気系統の関係でした。

何か車の電気関係を触るとすぐにフューズを飛ばしてしまったり、うまく作動しなかったり、何をやってもダメでした。

自分はこれを「車の電気系は苦手」と考えていました。

 

そんな中で卒業後に就職が決まった先が、車の電気屋さんでした。

ここではナビゲーション、ETC、セキュリティーなどの取り付けを行う会社で、毎日私は苦手なことをすることとなっていました。

 

仕事なので繰り返し作業していくと、「うまくできた」と思うことが多くなるようになり、できた⇒もうちょっと難しいことやってみよう⇒できた⇒・・・の良い循環が生まれるようになり、いつしか私の「車の電気系は苦手」から「車の電気系は任せろ!」に変わっていました。

 

 

この考え方は仕事に限らず水平展開ができると思ってます。

まずは苦手と思う事から行動に起こしていくと自分自身も成長できるし、何か新しい発見もあるのではないでしょうか?

対人にも言えますね、この人苦手だなと思ってしまうと距離も置くし、相手から見てもこの人いつも距離置かれて苦手だな・・・と先ほどの負の連鎖になってしまいます。

苦手は人ほど積極的に話してコミュニケーションをとると、今まで分からなかった良いところも見えてきますし、こういった行動が会社に広がれば社風がよくなるのではないでしょうか?

 

こんな考えで生きていれば人生ハッピー!と私は思っています。

誰もが前向きに生きていける会社、そんな会社経営目指していきます。

 

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