「モノづくりの考え方、原点について」
モノづくりコラムをご覧いただきありがとうございます。代表取締役社長の堀内です。
第1回目は私が考えるモノづくりについてお話ししようと思います。
私は後継者として社業を継ぎました。幼少期には家の隣に小さな工場があり何かとよく遊びに行っていた記憶があります。そこではボール盤などがあり、当時熱中していたミニ四駆を持ち込み軽量化の為にシャージやボディに穴をあけていました。もちろん親の保護が付いていましたが。
そのころから何かモノを作り出したり、形を変えていったりすることに対して大きなワクワクを抱いていました。
私は熱中するとトコトン入り込むタイプでして、その後小学生高学年くらいになると色々なミニ四駆の大会に出るようになりました。この大会は近くのおもちゃ屋だけでなく、県外の大会にも足を運んでいました。一人旅をしていた記憶もあるのでよく行っていたなと今になって思います。。。
その大会では様々なコースレイアウトがありどんな車のセッティングにしたら速く走れるか、本を読んだり実際に走らせたりして色々トライ&エラーを重ねていました。あるときは一緒の大会に出ている見ず知らずの人に話を聞いたりして情報を得たりもしていました。そんな活動をしていたらとある全国規模の大会で準優勝を勝ち取ることが出来ました。
当時のコロコロコミックという雑誌に名前が載り、田宮模型さんのTV番組にも名前がでました。
東京での大会だったのですが帰りの新幹線でずっと銀メダルを眺めていた記憶があります。
非常に大きな喜びがあり、自分が色々と重ねてきた努力が報われた瞬間でした。
この経験というのは私のモノづくり人生の中での原点となっています。
軽量化のためのボール盤作業から始まり、コース攻略を考え実践し問題点を改善する。チャレンジを続け、そしてそれが実ったときに大きな喜びとなり成長となる。
当社の経営理念である「仕事はいつもおもしろく」という文言にはこういった裏話があります。
モノづくりのことだけではなく、人生には様々なチャレンジごとが多くあると思います。こういった事をジーアクトの仕事を通じて、何事もチャレンジして成長した喜びを感じることは面白い人生を歩むことだと私は思っています。そして、モノづくりの面白さを社員さん、取引先さんと共感し全員で成長していくことができたら最高だと思っています。
最後になりますが、最近大人ながらミニ四駆を再開しました。10歳になる自分の息子を連れて県外含め色々な大会に出場しています。
原点回帰、また色々なことをこの小さな車から学べる気がします。